Rig Exploit Kit 再上陸 - Minervaが攻撃を先制防御する 2020年12月21日 Minervaのブログから
Minerva調査チームは最近Rig Exploit Kitが再び到来していることを確認しました。この危険なマルウェアは2015年に確認され、それ以来セキュリティに脅威を与えています。(Trustwareの公表) Minervaが初めてこのマルウェアに出会ったのは、Internet Explorer の脆弱性(version 11.00.9600.19178)による悪意のあるコマンドが実行されることに起因しています。
コマンドはJavascriptファイルをディスクへドロップすることでwscriptプロセスによって実行されます。被害者にファイナルペイロードをダウンロードさせるように、コマンドラインはC2アドレスと連携し伝達されます。この攻撃手法はSodinokibi (ソディノキビ) ランサムウェアと
類似しています。
このマルウェアはオペレーティングシステム機能を利用するRig Exploit Kit攻撃を仕掛けてきましたが、Minervaは自給自足型攻撃防御手法でそれを先制防御しました。下の図はMinervユーザーが実際に攻撃を仕掛けられ先制防御したイベントです。